学校に行きたくない!、そんな気持ちを抱く子ども達が増えています。コロナの制限された生活も挟まみますが、やっぱり生活スタイルが変わったことが、大きなきっかけになっています。大人自身も変わりましたよね、生き方や生活リズム。
私の印象を言うと、就学前の子ども時代より発達面、情緒面、家庭でのその対応等を見ていると、発達の弱さを持つ子どもが増えていることに尽きます。これはコロナ前からの話で、2017年ぐらいから既に予兆があって、行政の大きな会議でお話をすることがあっても、それはまぁ、とか言われて終わってきました。そうしたらコロナがやってきて、もっと子どもの弱い面を強めたという現状認識です。また、仮にコロナが来なかったとしていても、親子関係や子どもの情緒面に課題を持つ子どもが増えていたので、結果と何とかごまかしながら生活して、不登校はそれなりに発生していたと思います。そんな不安定な生活状況下にいる子ども達が少なくありません。これらの問題に発達凸凹とかが重なりやすいので、成長するリスクを大人は考えないといけません。
それでいて、不登校は病名ではありませんので、不登校への対応は、何をゴールにするのかが、難しい。大人は、登校行動が現れることをゴールにするかもしれません。でも、少なくとも、そこがゴールではないんです。不登校傾向のある子ども達を見ていると、親と子との関係性のズレの問題が大きいと思います。それと、登校を渋ったり、欠席を始めた初期に、大人が、かなり難しいこと本人に求めることで、もっとしんどくなる。保護者は、世間体に引っ張られるため、多くは本人にとって難しいことを求めていることに、気づかないことが多いかと思います。
学校を休むというのは、自分を守る為の一番簡単な方法。部屋に引きこもることも同じです。しんどいから距離を置く必要があるというのが、本人が感覚的に導きだした結果であり、方法です。
親にとっては、ここまで述べたようなことを理解しようとしても、未来を考えると不安になりますよね。でも、生きているのは、本人なので、本人が一歩踏み出そうとしない限り進展がないのも実際です。親としてアレコレ考えるより、目の前の我が子の一番の気持ちを理解しようとする覚悟が試されていると考えた方がいいです。子どもは親の対応やそ親の背中をみて考えています。
子どもはちゃんと自分のことを無視されず相手にしてもらったら、しっかりと心の余裕が出てきますよ。親もまもまた支援活動を利用して親自身のこころの不安定さを小さくしてみませんか。ペアレントメンターかがわの支援活動を長年していると、必ずしも診断を、満たない過敏な子どもを持つ保護者も、たくさんやって来ます。
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