地域の人口減少が進む中で、人がより都市化地域への移動や居住の動きもまた加速しているように思います。街おこしというと、人々の交流人口に伴う経済活動の活性化の方向性で取り組みが行われているように考えます。
地域で暮らす人々がそこに止まるためには、日常生活を送り続けることができるための環境が不可欠です。人々が生活していれば、様々な生活問題が発生しますし、人が生活していれば、多様性な生活課題が、個人と地域社会全体にもたらします。
これまでならば、行政が何かしてくれる、守ってくれる、そんな考えの方も多いはずです。しかしながら、人口減少がもたらす問題は、行政だけで解決できる話でもないのです。このまま行けば、地域で暮らす人々が大幅に減っていく。
地域が小さくなる、人々が減っていく中で、日常生活に生じる問題を解決していくために、次の担い手を増やすしていくためのアプローチが必要です。こうしたアプローチの中で、地域をより良くしようとする福祉活動を基軸とするアプローチは、絶対に必要なんだと思うのです。
私も香川にきて20年ぐらいですが、そのような活動をしてきて、地域が持続するために、同じように地域生活の問題を考える次世代が生まれてくるための仕掛けこそが必要だと考えいます。