高松映画館で上映中の『大きな家』を観てきました。
映画『大きな家』https://bighome-cinema.com/
この映画は、児童養護施設で暮らす子ども達の日常が描かれています。
子ども達にとっては、世間が考えがちな子どもとしての生活と施設にある生活は違うと
語っていました。子どもによって、様々なです。物心ついた頃から施設で生活している
子ども達にとっては、何とかここで生きて行くことにいろいろな思いを抱きながら
向き合いざるを得ない、子どもの達の声に心を揺さぶられる思いがしました。
施設職員もまた、いろいろな気持ちをいだきながら、子ども達が自立していくことを
めざしつつも、子ども一人一人が抱える情緒を注意を払い、寄り添いながら、大人から
大切にしてもらう経験を丁寧に与えようとしている、そんな人間関係が描かれていました。
子ども達にとって一緒に生活しているから、「家族」のようになるのかというと、
それは子ども達のことを知らない世間の他人が、そのように想像するのかもしれませんが、
子ども達はしっかりとこの事についても明確な見解を持っています。是非、映画を観て
確認してみてください。
子ども達には罪はないけれど、大人の事情を背負いながら、前を向いて生きようとしている
子ども達の姿を見て考えたことは、「大人の役割」、「家庭の存在」、「(子ども)人の人生」を
支えるために社会ができことは、まだまだありそうだということです。
なお、ソレイユでの上映は、2025年2月27 日までです。
#映画「大きな家」
#児童養護施設