ペアレントメンターかがわ情報〜 2024年度ペアレントメンター研修会を開催

投稿者: | 2025年2月27日

 ペアレトンメンターかがわの代表をしているので、私のブログでも少し紹介します。年に数回あるペアレントメンター研修会・交流会を先日実施しました。ここでは、香川県下の支援体制に関わること、ペアレントメンターとしての活動をしてもらうことに関わること等、ペアレントメンターとして活動の質を維持するために実施しています。親が親に対してやることだからと言って、一人一人のフィーリングで活動をすればいいというものでもないので、その辺は、公の支援活動団体としてのプライドと誇りを持っていただけるように、学んでもらうことを前提にしています。
 例えば、ペアレントメンター養成講座を受講して、メンターになる人もいれば、視察的にやってきてお帰りになる人もいます。個人的は、どちらでもよいのですが、なぜペアレントメンターかがわを10年前に立ち上げたのかというと、発達の問題を抱える親が置かれた状況は、うん10年前以上の前から、変わっていないからです。親が抱える課題や問題は、子ども本人に対する支援制度がある程度整っている現在も根本的に変わっていないからです。だから、恐らく、歴史は繰り返されきたように,この先も恐らく繰り返される可能性が高い。
 その時代時代に生きる親が抱える問題を小さくするためには、自助努力や自己責任だけに解決を求めることでは改善されていかない。支援者が支援者としての正論を保護者に言ったとしても、支援者は一生つきあってくれるわけではない、そうなると家族や保護者がということになるわけです。でも、子育てからは、保護者にとっても逃げたい、そんな気持ちにもなる事もあるわけです。世間は言うかもしれないが、自分の子どもだろうと。でも、親として生きること、我が子と共に生きることに誇りや喜び、勇気を持って日常生活を生きることが難しいと感じながら生活を送る保護者なのです。保護者の抱える問題解決をする仕組みを作らないといけない、仲間内で細々とやるレベルではなくてと考えて設立したのが、ペアレントメンターかがわなのです。
 この10年で、支援者(行政、保健、保育、教育、福祉、医療等)も、支援現場で仕事を担う世代も若手に入れ替わっています。世代が入れ替われば、その若手には、自分は経験したことはないことでも、地域や県下で発生していること、香川県下の置かれた支援問題に取り組んでもらう必要がある。これから20年、30年を見据えて、支援を届けられる支援者いてもらわないと時代は、また繰り返してしまうと考えて10年前から活動を始めました。私どものペアレントメンターの皆さんには、問いかける場となりました。